<自分はこれからこうしたい!>
<ああしたい!こう変わりたい!!>
そう自分で思えているクライアントは問題ありません。
問題は、部下や上司や同僚から
こう変わってほしい!と
変革を求められているにも関わらず、
変わることに抵抗をしめしている方のときです。
一方で、その方が抵抗を示す気持ちも、わからないでもありません。
だって、その方法で、成功してきたわけだし、
だからこそ、その地位を勝ち取ってきたわけですから…。
ときにして「変革」という言葉は、力強い言葉でもあります。
ともすれば「これまでを全否定」する言葉でもあります。
ですから、変わることに少なからずとも抵抗を示すのは当たり前といえるでしょう。
そんなとき、私からは、こんなキーワードをお話します。
「〇〇さんに、今までの方法を捨ててほしいわけではないんです。
レパートリーを増やしてほしいんです」…と。
このフレーズで、クライアントの方の顔に、一瞬、はてなマークが浮かびます。
そのあと、私から、かまわず続けてこう説明をします。
「いままでやってきた方法は、おそらくよかったんです。
だからこそ、いま、○○さんは、いまの地位にいらっしゃるわけですよね?
おそらく、そのときは、その選択が一番だったのかと思います。
しかし、これから、もっともっと高みに登っていく〇〇さんにとって、
今度もその選択が最良かどうかは、実は、わかりません。」
「イメージでいくと、Tシャツなんです。
〇〇さんのお気に入りのTシャツが、あったとします。
それは着心地もいいし、かっこいい。とても似合ってもいます。
しかし、それはピクニックには最適かもしれませんが、
これから高みに登るには、その軽装ではまずいですよね。
Tシャツではなく、長袖、ダウンでないと死んじゃう。
靴もサンダルではなく、重装備な靴でないと危ないんです。
〇〇さんはTシャツがお気に入りなんだ!…ということはわかりました。笑
でも、その恰好では、この高山にはトライできないよね?…ということなんです。
別にTシャツを捨てろと言う意味ではありません。また、時がくれば着ればいいわけですから」
こうしたお話をさせていただくと、クライアントが抱えていた緊張がとけはじめます。
そして抵抗心もやわらぎます。
僕は、クライアントが、その場にあった着こなしができるようになって欲しいと思っています。
パーティのときの服装と、自宅でテレビをみているときの服装は違います。
お葬式のときには、お葬式の服装があるわけです。
いかがですか?あなたの服装は?
えーーーい、うるせぇ!
おれは、いつでも、どこでも、
この着なれたTシャツで一生、過ごすんでぃ!!
それでは、困りますよね?笑
さぁ、いろいろなレパートリーを増やしましょう!
そして、その中から、その場にあった着こなしをしていきましょう!
今日もきっと・・・I・W・D!