『関係性の固定が、流れるコンテンツを固定する』


あるリーダーがこうおっしゃいました。

< 僕は、なかなか褒められないんです。
 部下からの日報で、いいことが書いてあってもスル―。
 まあ、基本「やって当たり前」ですから。
 返信するとすれば、だいたいネガティブな報告のときだけ。
 どういうことよ!なんで、そうなの?いつまでやるの?
 と、できてないところを問い詰める…そんな感じですね…>

あらま、大変ですね…部下の皆さん。

あなたに部下がタグをつけているとしたら、なんと書いてあると思います?
きっと、【ネガティブ掘削マシーン】とでも書いてあるのではないでしょうか。笑
いいことは深堀してくれないのに、悪いときだけ深堀してくる…。

だから、きっと普通の会話のときも、警戒してると思いますよ?
いつ掘られるかしれない。油断も隙もありゃしない。と。

このようにいつもいつも同じやりとりになると、関係性が固定化してきて、
流れるものは偏りはじめます。
今回の場合だと、ネガティブなことが、なかなか流れにくい。
流れたとしても、遅いか、事が大きくなってからです。

あなたにとっては、それが最も「嫌なこと」にも関わらず、
それを引き起こしているのは、実はあなた…なのです。

こういう方もいますよね。


部下に指摘をするときは、いきなり指摘をするのではなく、

まずは、とりあえず褒め、そして、ころあい見計らってから指摘し、
 そして、最後に褒めて〆る。…これですよ!!>

えっと…、これも、技術としては確かにありなのですが、
いつもいつも、あなたがそれ一本やりだと、関係性が固定化します。笑

つまり、最初に褒められたとしても、頭の中では、
< ああ、このあと、注意されるんだよな…
なにか、やっちゃったのかな、俺>と、
褒められているのに、褒められた気になれず、次の指摘に備えて、構えている…。

ね、だめでしょ?

関係性が固定化すると、流れるコンテンツも固定します。
なので、上司やリーダーは、この関係性が固定化していないか点検が必要です。
よかれと思ってやっていても、
あなたのその行為で、流れるものを固定化させてしまうのですから。

点検してみませんか?
今日もきっと・・・I・W・D!