「うちのリーダーは、器、小さいっすから、ダメっすよ!…」
どこでも聞くこの捨てゼリフ。
でも、そういっている君も、のちのち後輩や部下をもったら、
そういう視点で見られてしまうんだよ…と言いたいところだけど、
実際にならないとわからないのも、また現実…。
メンバーのときには必要なくても、いざ先輩になり、上司になり、
部下を一人でももったら、必ず乗り越えなくてはいけない、自分の器の枠。
リーダーの器が小さいと、いろいろなものがこぼれ落ちちゃう…。
だからリーダーとなったら、リーダーをやめるまで、
ずっと自分の器の大きさを広げていく鍛練をしていかないくてはいけない。
では、その「器」とはなにか?
それをどのように大きくしていくのか?
僕がふだんやっているお仕事は、
リーダーのその器を大きくするお手伝いをしているのだと思います。
これまで多くのリーダーたちを個別コンサルティングをしてきて、
彼らが決まってつまづく箇所があります。
必ずといっていいほど陥る箇所があります。
それは、どこか…。
例えば…
1)主人公はいつも自分。セルフィッシュなリーダー。
・関心はいつも自分で、部下や、同僚、他部門のことまでの関心がない。
・部下の成果は自分のもの。部下の失敗は部下のもの。
・部下と張り合い、部下と競争し、部下を潰してしまう。
2)否定・弱み・不信リーダー
・ダメだしばかり。部下の自信を奪う。
・あれやこれや心配、慎重で、失敗を許さない。
・部下を信じていない。任せられられない。
3)覚悟がない。他責にするリーダー
・自分の責任のもと発言をするべきであるが、上司の言った言葉をそのまま伝えてくる。
・言っていることと、やっていることが違っていて、言葉や態度に信頼がない。
・覚悟をきめていないので、腰がひけている。逃げている。部下を守らない。
4)発信していない、情報を聞かない、取り入れない、閉じているリーダー
・閉鎖的で、新たなものへの感度が低い。
・自分自身で、部下や現場で起きているネガティブな情報を取りに行くことがない。
・タブーに触れる勇気がない。フィードバックループが閉じている。情報をださない、情報を取りにいかない。
5)部分、局所しかみていないリーダー
・局所しかみていないために、部分最適。自分の管轄部署だけよければいい。
・奪い合いの発想。思いやり、譲り合い、分かち合いがない。他部署とのシナジーや融合の発想がない。
6)短期的な視点のみのリーダー
・目先のことで振り回されることが多い。
・優先順位をつけるのが不得意で、日程などがパンパン。忙しい割には、意味のない活動が多い。
・未来にとってとても重要であることが後回しにされやすい。
7)断片的、軸のない、ぶれまくりなリーダー
・一貫性がなく、場当たり的な発言や朝礼暮改をよし、としている。いったんいったこともすぐに撤回。
・WHYをほとんど話さないため、部下たちが不安になり、エモーショナルワークが酷い。
8)感情の起伏ばかりの揺れるリーダー
・感情のコントロールができないため、キレたり、不安になったり、感情に赴くまま自分の権限を乱用する。
・わかっちゃいるけど、なかなかセルフコントロールができず、自分の中の「裏目標」に支配されている。
以上、8つの代表的な落とし穴をあげました。
みなさんは、それぞれの項目で何点をつけますか?
これらが当てはまり過ぎているときは、小さな円に。
これらが当てはまらないときには、大きな円に。
それらをレーダーチャートに書いて、その円の大きさがあなたの器の大きさ!
それを、じわりじわりと大きくしていくお手伝いをしているわけです。
え?どうやって大きくするかって?
それは、おいおい書いていきますね。
気になったら、おっしゃってくださいね。
私がこれまでお付き合いしてきた方ならば、
「あなたは1番と3番と4番が課題ですね!」とお伝えしてあげますから!
(ははは、冗談です。皆さん自身が一番よく知っていますし、部下に聞けばもっと正確ですよ!笑)
そして、一緒に大きくしていくエクササイズをしていきましょうね!(これはホント!笑)
さぁ!鍛練鍛練!
もう残念なリーダーとは言わせない!!
今日もきっと・・・I・W・D!
追伸:明日、明後日のメルマガはお休みいたします。
とある企業のリーダーシップトレーニングで、泊まりこみで
どっぷり「落とし穴」や「裏目標」を扱ってきます!笑
彼らの器をじわじわを大きくしていくお手伝いをしてきます!いってきまーす!!
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