『俺、社長になるんです。』

刺激的な方と出逢うとテンション高まりますね。
大手メーカーの次世代リーダープログラム。
年齢は私と同い歳。

彼の発言は、一言ひとこと、刺激的です。

「いやぁ、僕はモチベーションはまったく下がったことないです。
    ここ20数年間。
 なんでかっていうとね、この会社に入社するときに、
 採用担当の方にいったんです。
 <俺、社長になりますけどいいですか?>って。
 それで入れてくれたんですから、きっと、
 社長になってもいいだろう、って。笑

 それ以来ずっと言い続けているんです。
 上司にも、先輩にも。同僚にも。部下にも。
 そして、もちろんお客さまにもこういっているんですよ。
 「僕、社長になるんですから、
  今からなにかと付き合っていたほうが得ですよ」って。

 まあ、初めは何じゃこいつは!という顔されていましたが、
 いまでは「社長になるんだろ?のちのち頼むよ!」って
 冗談に付き合ってくれるんです。
 でも、僕は冗談でいっているわけではないんですけどね…笑」

お話をしていて、ご本人の中では完全に100%なりきっています。
また実に嫌味なく、さらっとしたさわやかさもある。
この方、本当になっちゃうかも…と、感じてしまうくらい、超自然体。笑

「僕には、時間が足りないんです…」

将来、〇〇歳で社長になることを前提に、役員にはいつ、事業部長にはいつまでに…と、逆算して計画をねっていると、実に次の職位には来年になっていないといけない。うーむ…、時間が足りない…。と。

実に、悩みの質が違います!笑

そして、将来社長になっている自分に必要な経験や経歴をみずから取りに行くのです。
誰もが腰が引けてしまいそうな難易度の高い大型プロジェクトも…
大赤字の子会社の再生案件も…、海外関連企業のM&A…も、喜んで!!(居酒屋かっ?!)

おそらく社長になって、そのあと会長になって、
そして引退をするときに新聞に連載されるであろう『私の履歴書』に
きっと、もう既に書いてあるのでしょうね…。

実に、ビジョナリー!!

だから彼の行動は極めてシンプル。
将来の社長になる自分は、いまその行動を選択することがベストか?
その行動は、この会社の未来のために貢献できる最高の行動か?

大きな器をもったリーダーとの会話は実に刺激的ですし、魅力的!
そして、こうも感じました。そういう方の思考回路は、いたってシンプルだんだな、と。
わかりやすいからこそ、たくさんの人が惹き寄せられていくんでしょうね。

そして彼が私にいいました。
「中島さん、いま、俺と出逢えてよかったね。
 将来社長になる男をコーチできるんだから!!」

なはなはなは!
嫌いじゃないです!こういうの!!

今日もきっと・・・I・W・D!