こうなりたい!
ああなりたい!!
そう思って参加してくれた方々が一ヶ月目に体験するのが、「なかなか…わかってはいるのですが…」というメンタルブロックの壁。
部下の話を途中口を挟まず最後まで聞きたい
(…ついつい、口を挟んでしまう)
部下に任せて、自主性を育みたい
(…ついつい、自分でやってしまう)
年上の部下に、言いたいことをバシっと伝えたい
(…ついつい、気を遣い過ぎてしまう)
リーダーとしての発信力を高めたい
(…ついつい、完璧な状態になるまで…と後回しにしてしまう)
新たなことに挑戦したい
(…ついつい、自分で自分の限界を決めつけてしまって頓挫する)
ついつい…は、ほとんどの方に襲い掛かります。
僕自身もふりかえってみて、人生「ついつい」だらけですし、頓挫したことは山ほどあります。笑
しかし、いろいろ専門書も読み漁り、いろいろ自らに実験し…
(※メルマガを読んでいる方は、私の挑戦と悪戦苦闘ぶりについてはご存じのとおり…笑)
最近はその乗り越え方も確立してきたと実感しています。
もちろん、そうしたら、多くの方に体感してほしい!とうことで、リーダーシップ開発プログラムにもここ二年間は反映し続けています。
以下のことを留意すれば、多くの方が自らのメンタルブロックの解除をしていくんだな…と。今日は、備忘録として残しておきますね。
詳しくはお逢いしたときにでも、ご説明しますが、まずは速報!
ステップ1
自分自身のメンタルブロックにコンフロントすること。
例えば、「最後まで部下の話を聞きたい」…といいながら「聞けない」のは、実は内側で、「最後まで聞いてしまって、自分が解決できないようなこともでてきたらどうしよう…」とか、「部下の話はたいしたことはない。基本、自分のほうが上。だから聞いても意味がない」とか。そんなテロップが頭の中で流れるわけで。
結局のところ、その「聞かない」という行動で、自分の大切にしている「自分が解決できない状態はみたくない」とか「自分のほうが上」という状態は確保できているわけです。いわゆる、只今、裏目標達成中!!笑
ついつい…と感じたときは、必ず根っこに「裏目標」があり、その裏目標がブレーキとなっています。「部下の話をききたい」というような「表目標」はアクセルに相当しますから、いま、そのアクセルとブレーキを必死に同時に踏み込んでいる状態である…といったその構造自体にコンフロントすることが、まずは、はじめの一歩です。
ステップ2
その構造自体で手にしていることはなんなのか?
本当にそうなのか?、そして今の自分にとって必要とされることなのか?を深く問いかける
例えば、「最後まで聞いてしまって、解決できないことがあったとしても、そのことイコール、自分がダメな上司と決めつけることは本当なのか?」という問いです。解決できないことがあっても普通なのではないか?、解決できないことがあってから、物語はスタートするのではないか?という、今までの自分が決めつけてきた概念や解釈に疑問を投げかけるステージです。
ここでは、深くじっくりとこのこととおつき合いする時間であり、
ここが深く向き合えていると、比較的、次のステージにいきやすいかと思います。
ステップ3
もう既に、いとも簡単にその行動ができてしまっている人、3人以上に話をききにいく。
例えば、「最後まで部下の話をきく」ということが、もう既に、いとも簡単にできている、という人は世の中に山ほどいます。そのような人たちと、食事をしたり、その行動をするときのコツを聞いてみましょう。
すると、彼らの発言は、たいていこんな感じです。
「え?普通、きけちゃうでしょ?」
「最後まで聞いていると、自分の思っていることよりもいい意見があるからね」とか。
「10人に1人くらいは自分の想定にない意見やアイディアがでるから面白いんだよね」とか。
既にできている人の頭の中には、その行動をとることによるメリットに関するコメントがたっぷり含まれているのです。はじめは、なにをいっているのか、こちらも初めてなので、なんだかわけのわからない不思議な気持ちになったり、目から鱗だったりしますが、5人くらいに話をきくとこう感じるはずです。
あれ…みんな同じこと言ってる…と。笑
つまり、自分にはない解釈の仕方を彼らはもっていて、これこそ、彼らが「できる」ゆえん。その解釈の仕方こそが、できる人のプログラム言語なわけですから、その彼らの頭の中に流れる言葉をそのままいただき、自分の中にインストールしていくのです。
ステップ4
それを書き留め、あとは実践!振り返り。
あとは、実践です。
はじめは、自ら愛用していた従来のインナートークが頭の中にテロップとして流れることがありますが、ここはすこし脇に置いて。新たなインナートークで意識的に流し、新たな行動が引き起こされることを体感してください。
初めは苦痛かもしれませんが、すこしすると果実を手にすることはできるのです。
例えば、
「部下の話を口を挟まず聞いていたら…なんと部下の報・連・相の数や量が増えてきた」とか、
「面白いアイディアがでてくるようになった」とか、
「部下たちの顔が明るくなってきた」とか、
「自主的に動き始めるようになってきた」とか…
そういった嬉しい効果が目に見えるようになってくるのです。こうした新しい行動により、心地の良い結果(「快適」だったり、「愉快」なことだったり、「快感」というような「快」の気持ち)が手に入るようになると、もうそれは醍醐味を味わってしまったようなもので、もう元には戻れません。笑
そのころには、あんなにさっきまで「ついつい…なんですよね…」といっていた一連の構造プロセスが、一気にメンタルブロックが解除されて、とっくに過去のものになっていることに気付きます。
たいだい、一般的には3か月くらいで全体の参加者の4割の方が手にし始めるこのプロセス。
その彼らのシフトする瞬間に触れるたびに、最高の喜びですよね。
だって、一度、そうした自分のメンタルブロックの解除の方法を体感してしまえば、もう、自走できるのですから。これからもずーっと、ご自身のOSのバージョンアップをしつづけないといけないリーダーなのですから。
私ももっと精進していこうと思う瞬間です。
今日もきっと・・・I・W・D!
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