『その日のうちに、二割の出来で!』

とあるリーダーの話。
この方は、行動力もあり、仕事を溜めこまない人。
部下にも振るし、周りにも振るし、
とにかくスピーディに仕上げることに長けています。

上司にあたる役員からも、
彼に頼めばなにかとうまくいく…と絶大なる信頼をよせています。

そんな彼と個人的に飲む機会があり、
仕事に対するスタンスを伺うことができました。
彼はこういいました。

「僕は、上司からの依頼は、納期がたとえ一週間あったとしても、
 その日のうちに、どうしてもできないときでも遅くても翌日までには、二割のできでもイイので、ラフ案もっていく!って、決めているんです。

 ここ20年間、それは、僕なりの流儀というかルールでね。

 するとね…、何がイイかっていうと
 上司がまずはおどろく。笑
 君、早いなぁ~、って。

 で、次にイイのが、
 方向性が初期の段階で確認できる、ということ。
 初めの方向間違えると、その後かけた労力がもったいないですからね。
 最初にOKもらっちゃう。
 OKもらっちゃったら、あとは思いっきりやるだけですからね。
 部下に振ったり、仲間を巻きこんだり、自信もって取り組めます。

 そして、やっぱりイイのは、
 次、その上司を、どうやって驚かせようかなぁー、ってモードになれることかな。笑
 やっぱ、仕事は驚きと感動がないとねぇー。がはは。」

すごーーーっ!!
多くの場合、この方とは逆のことが多いのではないでしょうか。

指示されても、取り掛かるのはちょっとあと。
でも、しばらく置いておくと記憶も曖昧。(笑)
そして、やっと納期の直前になって取り掛かろうにも、思い出せずに妄想モード。(爆)
さらには、そのときには、上司の気分もかわってしまっていることもあるわけで。(泣)

その結果としては、アウトプットはhave toレベル。
上司も気が変わってしまった中、一週間後に上司はこういうのです。

「うーん、ちょっと違うな。ってゆーか、俺はそんなことをいったんじゃなくってさ…」

とても感動レベルにはいくわけがないのです。

やはりハイパフォーマンスをただきだす方の思考も行動も、違いますね。後回しにしない。溜めこまない。妄想しない。気が変わる前にすませてしまう。笑
方向性を早いうちに確定させ、要求されたレベルへは、とっとと早いうちにやりきってしまい、あとは、いかに付加価値をつけていくのか、感動させるのか、というフェーズに納期までの残された時間の大部分の時間を割いている。

今日から、いっせーのせっ!で、
みなさんの部下がこんなスタンスを取り入れたら、
どーなっちゃうと思います?

「その日のうちに、二割の出来で!」
上司としても、うかうかしてられませんよね。

ちょっと、どきどきしてきません?笑
そして、すごい会社になれるかも。

そう、今日もきっと・・・I・W・D!