部下に対して、
ここぞというときに叱れなかったり、
ちゃんと言うべきことを言えなかったり…
では困ります。
それをできるようになるためには、
部下との関係性を、普段から、
「会話レベル→対話レベル」へと深堀りし、深めておかないといけません。
【会話】とは、
「天気がいいですねー」とか、「この前のドラマがねー」という類のレベル。
【対話】とは、
相手の価値観や捉え方、あり方に対する信念について語り合って、
ぶつけ合って、刺激し合う状態。
この【対話】ができている相手には、要望もできるし、【会話】もできる。
しかし、【対話】をしきれていない場合は、
だいたい「要望するときにへっぴり腰」だったりするのです。
このお話をしたとき、あるマネジャーさんから、こんな質問がありました。
「私、公私ともに全く深堀技術がないんです!
どうやって対話レベルに行ったらいいかわからない。
深堀りするのが面倒、そして正直いって怖いんです。
何か掘削技術を教えていただけたら助かります…」
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そうですよね。
なにが噴き出るかわかりませんし、
どう思われるかわかりませんし、
そういうのが、ぐじゃぐじゃになって、「面倒」「こわい」ですよね。
僕の場合ですと、掘削するときには、あることを決めています。
それは、部下から聞いて出てきた言葉、に対して「判断しない」ということ。
相手が大事にしていること、
大事にしている価値観がでてくるわけですが、
瞬時に、「えーーーー。それは違うだろ!」とか、
「なんだよ、それ意味ないじゃん」とか、
そういう判断をすぐにするのではなく、
「ほーーーー、そうなんだーーーー」「ほんでほんで?」と
その人の言葉の意味などを、<自分の中で納得しよう>なんて思わずに、
まずは、掘ったものを、<受け取り、脇にそっとおく…>。
そして、「それから、それから」と促して、
一緒に、掘削していく…そんな感じです。
私たちは、正しいとか、正しくない、とか、つい判断しがちです。
正しい、正しくない。
合う、合わない。
好き、嫌い。
味方、敵。
でも、それをやっていると、相手も、感じます。
そして、これ以上掘られたくない…と思ったり、反発したりします。
<判断をしない…>
<受け取り、脇にそっとおく…>
それは僕にとっては、重宝する考え方です。。。
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処理しようだなんて、思わなくていい。
解決しようだなんて、思わなくてもいい。
そこに一緒にいて、お互いの違いを、しみじみと感じていくだけでいい。
これが掘削作業のコツでしょうかね。
今日もきっと・・・I・W・D!