あるクライアントから、
「絶対、中島さんは、ハマりますよ。絶対!」
といって、「にっ!」と笑って、示されたのが「Apple Watch」
おおお、買ったんですね…と、
今回は、なぜか、あまり興味がなかった私も、
いろいろ説明をうけると、あらあらあらま、
結構、自分に合っているのかも、と即購入。
使い始めてから1週間…。
ふむ。いちいちハマっている自分がいます。
特に、アクティビティ(一日に運動をどのくらいしたのかが全体像がわかる)が
見える化、励まし、ご褒美…と。
まんま、とゲーミフィケーションに動かされている私です。
\(//∇//)\
久々にゲーミフィケーションという言葉を使ったので、
随分と前に書いたメルマガ(2012年1月)を引っ張り出して、再掲しますね。
では、本日のメルマガです!
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『仕事にも、ゲーミフィケーションを』
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ゲームには「魅力」があります。
人をのめり込ませる「力」があります。
没頭して、あっという間に時間が過ぎてしまう感覚。
それが、ゲームがもっている魅力です。
私の息子もご多分にもれず、ゲームにはまっています。
宿題を後回しにすることはあっても、
ゲームを後回しにすることはありません。
ゲームに没頭してしまうということは、
とどのつまり、リアルの世界よりも、ゲームの世界の方に
より魅力的な要素があるからでしょう。
では、どうしたら、勉強にも仕事にも、もっともっと
夢中になったり、没頭することができるのでしょうか。
このゲームの「魅力的な要素」を
勉強や仕事に活用するヒントが、先日のNHKのクローズアップ現代
「ゲームが未来を救う!? ~広がるゲーミフィケーション~」で
紹介されていました。
番組によると、人々を楽しませ、夢中にさせるゲームの手法やノウハウを
“ゲーム以外”の分野に活用していこうという動き「ゲーミフィケーション」が、
急速に拡がっているとのことでした。
・若者の車離れにあえぐ自動車業界では、運転技術を採点し、
ドライバー同士で競わせる機能を搭載した新型車が登場
・米国では、タンパク質の構造解析をゲーム化することで、
科学者が10年以上解けなかったエイズ治療のカギを握る
酵素の構造が3週間で解明
また、企業の仕事の場面での事例も紹介されていました。
笑顔が素敵なメンバーには「スマイルバッジ」、
情熱的なメンバーには「熱血バッジ」、
チームワークを促進した人には「絆バッジ」と、
社員が、お互いにひと月に20個を贈ることができます。
仕事の成果だけでなく、
その成果を生み出すための努力や行動、貢献などを
お互いに認め合い、励まし合う仕組みにより、
互いのモチベーションを高めるというもの。
こうした事例がメディアで大きく取り上げられることは、
本当に嬉しいことです。
というのも、15年も前から
「職場活性化や変革プロジェクトは、”ゲーム感覚”で取り組むとうまくいく」
ということを成功事例とともにお話しても、
「それは特殊な事例でしょう」とか、
「そもそも、ゲーム感覚で仕事をするだなんて、おふざけすぎる」
と、ゲームの要素を仕事に持ち込むことに
違和感を覚える企業担当者の方も多かったのです。
しかし、こうしたゲーム感覚を「現実から逃避するもの」と
ネガティブな側面から片付けてしまうのではなく、
ゲームの持つ「やる気を引き出すテクノロジー」を
「リアルな世界にうまく組み込み、一人ひとりのやる気を引き出すものにしていく」
というポジティブなものとして興味、関心がシフトしはじめたことには
感動すら覚えます。
いまや、生まれた時からゲームに囲まれて育った世代が
オフィスに占める割合が増えています。
お金を貯めるだけや、出世をするためだけではやる気にならない、、、、
という世代です。
そもそも、そのことにリアリティがない世代と言えます。
このような流れは、より一層加速していくのだと感じます。
こうした動きが広まり、根付いてくると、
今までの仕事への印象や取組み、態度が
がらりと変わりはじめることでしょう。
より多くの職場で、多くの企業で、ゲームの世界で没頭するかのごとく、
リアルな仕事で没頭し、心の底から愉しんでいる姿が
広がっていくのではないでしょうか。
さあ、あなたは、どの仕事からゲーミフィケーションしてみますか?
今日もきっと・・・I・W・D!
【参考文献】
NHK クローズアップ現代 2012年1月25日放映
「ゲームが未来を救う!? ~広がるゲーミフィケーション~」
http://sv01.ezines.jp/url/e665a2838d0abe6328aef98039c7aefe222a2d67
『ゲーミフィケーション ~<ゲーム>がビジネスを変える~』
井上明人著 (NHK出版)