「中島さん、うちの業界は特殊なんですよね。だから、なかなかねぇ…」
よくこういう言葉を耳にします。
初めは「そうなんだ…」と共感はしてきたものの、
これまで何度となくこういう場面に出逢い、
そして、その人たちのそのあとの行動パターンをみるにつけ、
最近では、私はこう確信しています。
…この人、変わりたくないんだな…と。
この手のセリフは、どんな場面でも発生します。
「一般的にはそうは言われていますが、うちの部署では違うんです」
「いやぁ、お客様はいろいろ違うので、営業に求められることもそれぞれなんです」
特殊、特別、他の人と違う…。
この言葉は、魅惑の言葉です。
その言葉で、周りの人が諦めてくれるので。
嫌なフィードバックをしてこなくなるので。
…お互い何をしているのか分らないので、指摘することもできない
…なにやら専門的なことをされているのだろうから、隣の部署の素人の自分は口出すこともないだろう
そういう雰囲気をつくり作ります。いわゆる大人な感じ。笑
つまり、このセリフをいうということは、
「私、変わるつもりありませんから!」
「私、人からのフィードバック受けるつもりありませんから!」
といっているのと同じです。
自分が変化させられるのではないか、という恐れから、
その防御のセリフを口にすることで、身を守るのです。
安全地帯におこうとしているのです。
そのセリフで大切なことを失っているとは知らずに。
そのセリフを言うことで、
「実は、安全でなくなっている」ということを知らずに。
人からのフィードバックループを遮断することは、成長のチャンスを自ら閉ざすこと。
成長をすることを諦めた瞬間です。
成長をしない人や部署や企業は、サバイブする力がなくなります。
そう、「実は安全でなくなっている」のです。
あなたの職場では、そういう口癖をいっている人はいませんか?
チェックしてみましょう。
もし、いたならば…?
今日もきっと・・・I・W・D!