リーダーの悩みの中には、
自分の上司に対する困惑、悩みも多いものです。
「うちの上司は、まったく人の意見をきこうとしないんです」
「あの人は、全く現場のことがわかっていない」
「自分がこうと思ったことは、まったく曲げようとしないんです」
よくある話です。
よくある話なのですが、
「なぜ、〇〇さんは俺の話をきこうとしないんだ?」と
これを深めていっても、まったく解決できません。
結局のところ、
「あの人は、昔から、ああいう考え方なんだよ、まったく」と
批判・評論、蔑み・諦め…で終わってしまい、
結局、上司との心理的な距離を、みずから作っていってしまっています。
そんなとき、
視点をかえてくれる教えは、
「上司のことを、顧客と思え」。
確かに、お客様を目の前にしたら、
誰しも普通は次のことはできるものです。
①お客様の味方になる、とこころに決める。
②お客様が何を求めているのか、をニーズを知る。
③そして、それはなぜそうおもっているのか、
お客様の世界観を理解することにつとめる。
④お客様が求めていることを手に入るよう、
そしてその期待を上回るよう、最善の努力・サポートを行う。
などなど
きっと皆さんも、お客様に対する心構え、いろいろとお持ちのことでしょう。
しかし、この顧客が、上司になると、
とたんに手を抜いてしまうのです。
そして、上司に対しては、例の言葉をいってしまうのです。
「こんなにいいアイディアなのに…ダメ出しばかりして」
「あの人は、まったく人の意見をきこうとしない」
「あの人は、全く現場のことがわかっていないくせに」
「あの人は、自分がこうと思ったことは、まったく曲げようとしない」
しかし、もう一回確認してみましょう。
このセリフ、お客さまにも、いいますか??
できない営業マンの言い訳でしかないセリフですよね。笑
そう、知っていてもなかなかできないこのスタンス。
「上司のことを、顧客と思え」
そう、簡単なことなのですが、なかなかできない…
それは、あなたのこころの中にメンタルブロックがあるだけで、
それを解除するだけですよね。
もちろん
「え?間違ったことも、下僕のように言うことをきけっていうのかい?中島さん」
と言いたい方もいらっしゃるかも。
違います。
「間違ったことを、間違っています」と上司にいうのはいいのですが、
その言い方やスタンスが、
①上司の味方になる、とこころに決め、
②上司が何を求めているのか、をニーズを知っていて、
③そして、それはなぜそうおもっているのか、
上司の世界観を心の底から理解していて、
④上司が求めていることを手に入るよう、
そしてその期待を大きく上回るよう、最善の努力・サポートを行っていて
から言うのと、
はなから、上司のことを敵対視し、心では軽蔑し、
本音では「失敗すればいいのに…、決めたのはあなただしね」という前提でいうのとでは、
違いますからね。
そう、「あなたのスタンスが、もう上司に伝わっている」から
上司もそういう反応をしているのかもしれませんね。
さぁ!視点をかえて、スタンスをかえれば、
関わりが変わるかもしれませんよ。
いまからでも遅くはない。
今日もきっと・・・I・W・D!