私は、
「コンサルティングファーム」「コーチングファーム」
と二つの組織を経験し、いまは独立をした私には
組織の中での「権力」という言葉は、かなり縁遠いものになりました。
いま、僕が生きている世界では、
上司/部下、上/下の関係性ではなく、パートナー・対等な関係の中での力。
つまり、ポジションパワー(職位による力)のきかない世界で生きています。
一方、私のお付き合いする方々は、
まさにこの権力(パワー)に悩み、迷い、結果的に失う方もいるわけです。
権力という言葉に直感的に嫌悪感を抱く方もいるかもしれませんが、
しらずしらずのうちに、あなたはその「権力」を手にしてしまっているのですから、
「知らなかったんです」「そんなつもりはなかったのに」では後の祭り。
ぜひ、
「権力」の取り扱い方についてきちんと知っていてほしいものです。
こんな本を読みました。
参考になるかと思います。
***「権力」を握る人の法則 (日経ビジネス人文庫) ***
高い地位に到達する人とそうではない人の違いをあげています。
大きく二つ、まずは「困難に挑戦しようとする意志」と、
そして、二つ目は「その意志を目標達成に結びつけるスキル」だという。
ここであげられる項目をリストアップして、自己チェックに使えそうです。
◎決意
◎エネルギー
◎集中
◎自己省察
◎自信
◎共感
◎闘争心
また、権力を手にした時の代償まで記載があります。
これは、これから役員になる人たちに送りたい項目かと思います。
◎一挙手一投足を監視される
◎時間の自由を失う
◎多大な時間とエネルギーを取られる
◎人を信じられなくなる
◎権力は中毒になる
特に、後半の二つになってしまっている人を、最近見かけますが。
そして権力者が転落する原因まで記載されています。
これもかなり参考になりますね。
◎自信過剰になる、油断する
◎軽率に信頼する
◎自制心を失う
◎燃え尽きる
◎変化に取り残される
◎せめて引き際を美しく
大企業の権力者と、オーナー企業の権力者と、
でる症状が違うかもしれませんが、参考になりました。
今日もきっと・・・I・W・D!