『あらたな慣性をつくる【覚悟としつこさ】』

 

「いやー、なかなか変われないものですよね」

「職場に帰ると、ついつい忙しさにかまけて出来ないんですよ」

 

物理学で、運動している物体は、外から力を加えない限り

同じ運動状態を続けることを「慣性」といいます。

 

小船は方向を変えるのは簡単ですが、

大きくなってくると、だんだん難しくなり、

大きなタンカーになると、もう、すぐには曲がることはできません。

 

これは、組織にも似ています。

組織は、小さくても、大きくても、慣性を持っています。

しかし、組織が大きくなると、慣性も大きくなり、

無視できない存在になるのです。

 

人間も同様です。

一度身についた思想・価値観・行動様式からは

なかなか抜け出せないという性質を持ちます。

 

特に、大きな成功体験を持つ人ほど、注意が必要です。

成功体験は慣性を大きくし、その自分自身の慣性に

押し流され、判断を誤った方向に導いてしまう恐れもあるからです。

 

人と組織は変化したがらない・・・・・・。

 

そのため、人と組織に【変化】を求めるには

変えようと思う方向への【力】を、変わるまで【かけ続ける】といった

【覚悟としつこさ】がないと、基本的に起こりえないことだということを

理解しておく必要があります。

 

皆さん自身の【慣性】を振り返ってください。

小船のように、舵とともに、方向も変わってきていますか?

それとも、過去の成功体験や失敗体験が邪魔している?

もし、変われてないならば、それは【覚悟としつこさ】が足りないだけです。笑

 

皆さんの組織の【慣性】も振り返ってくださいね。

それを変えるのに必要な量の【覚悟としつこさ】があれば、変わり始めます。

 

さあ、取り掛かかりましょう!

時間はかかりますが、舵を切り続けていかないと、曲がりはしません。

 

今日もきっと・・・I・W・D!