「うちのトップは、なに考えているんでしょうね?」
「現場、知らない癖に、とんちんかんな方針を打ち出してくる」
「こんなの間違っているの素人でもわかるよ」
「…という情報なんか、経営に届いてねぇよな」
「まあ、俺たちも、そろそろ、転職を考えるか」
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機能不全を起きている企業は
たいてい経営陣に原因があります。
経営陣は、人間で例えると「脳」。
①この脳に、きちんと情報が集まっているか?
②その情報を正しく分析し、解釈するだけの脳力があるか?
③成果に結びつく方策を打ち出す脳力があるか?
これらにすべてに自信をもってOKが出せない場合、
もうすでに、現場では弊害がでてきているでしょう。
「うちのトップは、たまに現場にいって、ちょこっと現場のスタッフと話を
するのはいいんだけど、一部の人間の話だけを鵜呑みにして、すぐに動いちゃうんだよな。
それって、まったく意味不明な策になってるの、…誰もいってあげてないのかね。」
「うちの社長は、現状分析をまったく受け入れないよね。
この前、せっかくコンサルにはいってもらった調査報告をみたとき、否定的な部分が多くてキレて
「これはうちの業界をわかっていないコンサルタントの分析だから」と吐き捨てたらしいよ。
わかってねーのは、あんただよ。って言いたいけど、頭固いしね。あの人。おわってるよ。」
「うちは(社長の顔色ばかりみている)ヒラメ幹部ばっかりだから、
現場の声なんてあがっていかないよ。また、聞こえのいい情報上げる幹部を寵愛し、
対立意見をあげる幹部は、ここ数年でこの会社から去っていっているしね。
もう、北朝鮮だよ。ヒラメ幹部たちは「喜び組」っていわれているからね。」
***
現場の声を、あげたらきりがありません。
しかし、こういう情報は、張本人たちには届きません。
そして、届いたとしても、認めようとしません。
そして、それが繰り返されていくと、優秀な人から順番に消えていくのです。
そして、いずれ、会社もこの世から消えていくのです。
あなたが、
そしてあなたの会社の幹部が、
それを引き起こしていないことを祈ります。
そんな脳には、NO!
今日もきっと・・・I・W・D!