「見て、見て!僕が、やったんだよ!」
子どもは、自分が描いた絵や
自分がつくった作品を、親の状況など構わずに、
自分を褒めて褒めて、と言わんばかりに
「僕が!僕が」「私が!私が!」と、自分の主張を前面にだしてきます。
子どもならば、よくある光景です。
しかし、これが、大人になり、
リーダーになり、
幹部になり、
社長になり、、、
社長になっても
「見て、見て!俺が、やったんだよ!」では困ります。(笑)
***
自分だけでなく、
部下たちを。
自分の部署だけでなく
隣の部署も。
自分の会社だけでなく
関連会社や業界全体を。
日本だけでなく、
アジアを、世界を。
そしてこの地球のことを。
こうして、
視点の次元をあげていかなくてはいけません。
***
「我」の範囲が小さい人のことを「小我(しょうが)」と呼び、
「我」の範囲が、自分ひとりではなく、
もっと大きな範囲をも視野にいれた人のことを「大我(たいが)」と呼びます。
いわゆる、「器の大きな人」は「大我」な人。
生まれながらにして「大我」であることは稀であり、
人生は、日々、様々な体験を通じて、
階段を登るがごとく、小我から大我へ
一歩一歩、次元を上昇させていく旅をしているようなものだと思います。
***
しかし、その階段を登るには苦痛を伴うことが多いため、
登ることを拒んだり
易き道に流れてしまったり
登ることさえ、あきらめていたり
なんでそんな辛いことわざわざするの?…と登る人のことを嘲笑ったり
登る意味なんてあるの?とわざと答えの窮する問いかけをして勝ち誇ったり
いま、こうした悪魔のささやきで、
登ることをやめる人が続出しているように思えます。
こうして、放って置けば、その重力に逆らえずに、
世の中で「次元下降」が起きているようにも感じます。
どこぞの国のトップが、
この次元を下げた主張をして、票を集めましたが、
残念ながら「小我」に未来はありません。
負けてはいけません。
「小我」から「大我」への旅。
今日もきっと・・・I・W・D!
参考:『自分サバイブ・組織サバイブ・会社サバイブ』