例年、数社のクライアント企業さまより
リーダーシップトレーニングのご依頼いただいていますが、
各社あわせて年間400名の卒業生がいらっしゃいます。
半年のプログラムなのですが、
圧倒的な成長を遂げる方もいれば、残念ながらボチボチな方も
いらっしゃいます。
その差は、、、なんだろう?
と、事務局の方や、プロジェクトを一緒に企画・実施したコンサルタントと
話をしていると、くっきりはっきり見えてきます。
いろいろあるとは思うのですが、ひとことでいうと、
「覚悟を入れたか、いれなかったか」
これにつきると思うのです。
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いままでなんとなく部下に遠慮していた人が、ズバッといえるようになった。
これも、「配慮はしても、遠慮はいらない」という言葉で覚悟をいれた。
ちょっと苦手な部下とは疎遠になっていたが、自ら苦手な部下に自分から話しかけるようになった。
これも、「逃げないリーダーになる」と覚悟をいれた。
面倒なプロジェクトはできる限り遠ざけるようにしていたが、
誰も手を出さないし、結局は自分に降りかかるのならば、自分から火中の栗を拾いに行くようになった。
これも、「責任を負わさせるのではなく、責任を自らに引き寄せる」と覚悟をいれた。
これまで部下に関心がなかった人が、部下一人ひとりを動機付けし、職場が活性化してきた。
これも、「リーダーの作品は、部下や職場の状況そのもの」という言葉で視点がかわり、覚悟をいれられたのです。
***
覚悟をいれるためのWisdomや呪文を手にして、
ぱーっと視界が晴れて、一気に取り掛かる人もいますし、
ずいぶんと時間をかけたあとに、
このままでは自分は変われない、と自ら律し、
部下に「自分はこういう行動をとります!」と宣言をして、
自ら「動かざるを得ない状況や環境をつくる」ことで、大きく変わった方も多くいます。
このように覚悟の入れ方は、人によってさまざまですし、
そのスイッチをいれるのにかかる時間も、
あっという間の人もいますし、ちょっと時間がかかる方もいます。
でも、大事なことですので、もう一度かきますが、
大きく成長を遂げた方は、抜けもれなく「覚悟を入れた人」。
因みに、私が知っている経営者の方からきいたのですが、
「昔の話ですが、僕は自らを追い込むために、
こんなことをしたことがあります。
どうしても達成したい営業数字。
でも、なかなかこのままでは困難で、
部下たちも、ついつい諦めてしまいそうな状態でした。
そこで、リーダーとして絶対にあきらめないことを表現する意味でも、
その営業数字を達成したらもらえるであろうインセンティブ分と同額の
外車を購入手続きをし、逃げも隠れもできないような状態に追い込んだことがあります。
部下たちもびっくりしてみたいです。
ああ、この人は、本気なんだな、って。
そして、よかったです。達成して。(笑)
僕の覚悟の入れ方のひとつです。」
と。
すごいですね。。。
渡った橋は焼き落とす。
もう、前にしか進めない状況をつくり、自らを鼓舞する。
一方で、覚悟の入れ方がわからない方は、
「ついつい」とか、「なかなか」とかの言い訳の中で埋もれて過ごして、
一生を終えていくのです。
どちらの人生を選ぶのかは、自分次第。
でも、せっかくの一度きりの人生ですもの。
ドキドキしながら、覚悟をいれちゃってもいいのではないでしょうかね。
あなたは、どうします?
今日もきっと・・・I・W・D!
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