Vol.781の「賢い人ほど動かなくなる組織」
特に、その中で紹介している「言ったもん負け」には、
本当に多くの返信(感想/Q&A)をいただきました。
今日のやりとりは、
「部下がリーダーを変える」だなんて…そんなことできる?
ということについて。
まずは、感想から。
______
なかなか返信ができておりませんが、
今日の内容はどうしても返信させていただきたく。
我々の部はまさに『言ったもん負け』の環境になっています。
難しいのが、
上のマネージメントがこのような考えや行動になってしまっている組織において
我々に何ができるのか。
出過ぎると打たれるし、
かといって出ないで我慢するのは性に合わない。
手を出しても評価されれば納得感もあるのですが、
結局最後は…不満がたまっています。
手を変え品を変え、色々とやっているのですが、
特に上に立ってしまった人の考えを変えるのは難しいです。
(H・Hさん)
_____________
今日のメッセージを一人の部下として受け取ると悩ましいです。
リーダーのマネージメントを理由に
行動を停めているようでは悪い見本である。
と言う事と理解しています。
部下がリーダーを変える、それともチームを変える?
こんなこと出来るでしょうか?
禁断の質問です、、、、、
(T・Tさん)
______________
なかなか大変な状況が伝わってきます。
要は、こういう悪しき職場風土を、
上司が作り上げている場合はどうしたらいいのか。
本当に、本当に、
悩ましいととこではあります。
そもそも、ポジションパワーをもっている上司を
部下が変えよう(コントロールしよう)とすることは非常に危険。
アンコントローラブルな領域でもあるので、
この案件は、なかなか解決しにくいことであるのは、
みなさんも、そして、わたしも重々承知のうえで、、、、
実は、私のメルマガ読者の方で、
同じような環境(上記のような上司のもと、部下たちが疲弊してしまっている)の中、
いろいろと奮闘しながらも、果敢に挑戦をしつづけている方もいて、、、
今日は、その方の内容もご紹介したいと思います。
その前に
読んでいただきたいのが、このメルマガ
お読みいただいてから、
このあと、進んでください。。。。
およみいただきましたか?
では、そのKさんの事例をご紹介しますね。
****
あれから、試していること。
それは、
「そもそも自分が所属している部署の存在意義はなにか?」
「何を期待されこの部署があるのか?」
これを私の部下たちに問い、また上司に質問するようにしたのです。
(部下たちに対しては、昨年末くらいから始めていました。)
すると、部下たちから上司に対して
コモンクエスチョンがだせるようになってきたのです。
先日の会議で、部下たちから上司に、
「その指示によって、成せることは目的と合っているのでしょうか?」と。
私の中では
「おおおお、凄い!
いままで愚痴を言っていたメンバーも、消極的だったメンバーも
なにげにOSのバージョンアップを果たしている・・・」
と体感することができました。
うれしい瞬間でした。
私も上司から的外れなこと言われたとき、
コモンクエスチョンをするようにしています。
そして、自分の上司を無視するのでは無く、
更にその上の上司は何を考え何を求めているのか
そこを指標とし、判断していく。
直上の上司は、
評価されたい、昇進したいわけですから、
さらに上の上司目線で話を進めていけば
最終的には合意せざる終えない。
それでも、いろいろ理不尽な話が多く、無駄に時間を費やされるのですが、
志高く、やりがいを持って働けるためには何ができるのか、
ちゃんと考え残していきたいと思う今日この頃なのでした。
___以上、Kさんからのメールに私からの返信は
「問い」の方向に人は流れる
上司も流れる
いずれ、きっと
そして、上司の頭と体に、
その問いが内在化するまで、
問いつづける
あくまでも、
同じ船の仲間たちとして。
引き続き!
____そして、Kさんからの返信は、これ!
( ̄^ ̄)ゞ
____
みーんな、がんばっています。
ふんばっています。
もちろん、前提として
ダメな上司は、ダメ。
変わろうとしていない上司を
変えようなんて、難しい。
でも、こうやって、
果敢に取り組む事例は勇気づけられますよね。
ぜひ!
今日もきっと・・・I・W・D!