「提案させて、その人にやらせて見る」…はあり?

 

Vol.781の「賢い人ほど動かなくなる組織

特に、その中で紹介している「言ったもん負け」には、

本当に多くの返信(感想/Q&A)をいただきました。

 

今日のやりとりは、

「提案させて、その人にやらせて見る」…はあり?

ということについて。

 

まずは、感想から。

 

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『言ったもん負け』という言葉を見て、ハットしました。

内容を確認する前に、「我が組織」が思い浮かびました。

 

但し、問題点を提起され、誰に対応頂くかは、色々なケースが

あると思います。

 

「我が組織」では、その問題点の難易度・影響度がそれほど大きいものは

余り出てこない為、なるべく提起した人に対応頂く様に

心掛けております。(その人の成長の為)

 

解決した時の達成感を味わってもらう目的と、それが管理職の仕事やで!

と、気付いてもらう為と思っております。

 

当然、大まかな方向性と、スケジュールは摺合せの上。

 

(K・Wさん)

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言ったもん負け・・・確かにありがちなような気がします。

 

が、「提案させて、その人にやらせて見る」

というのは育成上はアリだと思います。

 

勿論、丸投げでなくきちんとサポートすることは重要だと思います。

 

一方で、提案だけして何もやろうとせず

「それは私の範疇では有りません」、

「だから前から提案してるのに・・・」 などと、

「言うだけ部下」も困ったものかと・・・。

 

(H・Yさん)

 

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そう、ポイントは、

 

「提案をする」

 

のと、

 

「誰にやらせのか」

 

は、

 

「別物」ということです。

 

 

提案はどんどんでてくればいいですし、

それを、実行するときに、会社のリソースを使うわけで、

そのリソース配分や実施可能性、人材育成、、、などを

鑑みたうえで、任命をするわけです。

 

これを、自動的にリーダーの意思決定なしに、

投げてしまうことがダメ、、、ということです。

 

因みに、

任命するときは、「絶対」です。

組織というものはそういうもの。

 

「私の範疇ではありません」ということを

言わせてしまうのも、マネジメントの結果である、、、ということを

深く理解していなかればなりません。

 

そこをメリハリをしっかりとしていくと、

「言うだけ」の部下は消えていきます。

 

深いですよね。。。

 

 

今日もきっと・・・I・W・D!