『会社の実態は、ここにある』

 

私は、初めてのお客様の会社に訪問する際に、

必ずすることがあります。

 

それは、30分くらい前に、

その会社に到着していること。

 

そこで何をするかというと、まずは会社の周りを一回りします。

どんな企業が多いのか、どんな食事処があるのか…。

街の雰囲気の雰囲気を感じとり、躰をなじませます。

 

そして、その会社のメインの出入り口付近にたたずみ、

どんな人たちが出入りしているのかをぼんやりと眺めるのです。

 

この会社の社員の方の顔つき、服装、態度、言動。

訪問してくる取引先の方の特徴。その人たちと社員とのやりとり。

そうすると不思議に、その会社が見えてきます。

 

「なんだか、社員の顔つきに覇気がないなぁ」

「服装や髪形にだらしなさを感じるなぁ」

「他社の人たちに対して、なんか偉そうな態度だなぁ」

 

会社の中に入ると、もっと、いろいろな情報が飛び込んできます。

 

「ん?社員が、外部者である私にまったく会釈もしないんだ」

「照明が暗いんだけど、なにも感じないのかな」

「ふーん、ごみが落ちていても、誰も拾わないのね」

「会議室が汚いな・・・社員がモノを大切に扱っていないんだな」

 

私は、会社の実態は、

社員やそこに集う人たちの会話や態度の中にあると信じています。

そして、なによりもフォーマルの場よりも、日常の場にあると思っています。

 

どんなに言葉でいいことをいっていたとしても、現実は、ここにある・・・。

 

全ての作品は、細部にあらわれますから、

私は、経営の作品としての<現場>を見るようにしています。

 

そして、そこをおろそかにしていたり、気づかない経営者・リーダーがいるところは

早晩、結論がでてくるのでしょうね。

表面をとりつくろったとしても、金メッキは必ず剥げるものですから。

 

あなたの作品は、どんな状態ですか?

気を付けていきたいものです。

 

今日もきっと・・・I・W・D!