私のプログラムで
「部下と組織の可能性を開くリーダー」の実例をいくつか
ご紹介する場面がありますが、
受講生の感想で、一番、ヒットしているらしい(?)のが、
自動車販売会社の店長のお話し。
彼は社内でも「再生屋」といわれ、
最下位の店舗に派遣されては、数か月で雰囲気がかわり、
一年後には、社内上位の業績を安定的にだせるリーダー。
すごいですよね。
いろいろあるのですが、
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店長は着任から1週間で、スタッフ全員(平均30人)と
一人45分程度の面談をします。
信頼関係を構築するのが目的なので、お互いの趣味など
カジュアルな話しが大半です。
ただし、これだけは聞くそうです。
「君がもし店長だったら、この店舗を最高のお店にするために、まず何をする?
教えてくれないかな。」
多くのスタッフは、このような問いかけを、今までに受けたことがありません。
ですので、堰を切ったように改善点について話し始めるそうです。
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ここのくだりは、
多くの受講生の方は、刺激をうけるようです。
そして、昨日紹介しましたが、
この話をうけて、変われる方と、変われない方は、大きく分かれます。
参考:『OSハンター』
実際に、部下に試す方もいらっしゃるわけです。
もちろん、自分なりにアレンジをされてですけど。
その方から一か月後のピットインで、
やってみての手ごたえを発表するときに、こう、おっしゃっていました。
「私も、例の再生屋店長のお話しを真似してみようと思ったんですけど、
ちょっと、直接きくのは勇気がなかったので、メールでメンバーに投げたんです。
もし、君が課長になったとしたら、なにをする?
と。
ドキドキしながら、返信をまっていたら、こんな回答があったんです。
『今回の課長のこの問いに、私なりに、書こうか、書くまいか、悩みました。
ここで書いてしまったら、もしかしたら、これって、上司批判になるかもしれないので。
…でも、今回、書くことにします。
それは、課長が勇気をもって変わろうとしていらっしゃるのに、
自分だけが何かを守っていてはいけない、と思ったんです。
いろいろ協力させてください。
そして、私にも、ぜひ、変わってほしいというご要望があればおっしゃってください。
私も、この際、変わろうと思いました。よろしくお願いします。』
と。
それをみて、僕は、涙がでるくらいうれしかったです。」
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あなたの勇気は伝播する!!
今日もきっと・・・I・W・D!