
7月8日(土)に
松田聖子さんの武道館コンサートにいってきました。
親族に誘われて、という形で。
開始する前から、
熱烈なファンたちの熱気に、すこし押されながらも(笑)
いまか、いまか、とスタートを待っていたのですが、
予定を十分くらい過ぎたところで、
「不慮の事故で、一部、演出を変更しての公演になります。」
と、本人からの音声でのアナウンス。
ええ?!
なにが起きたのかしら?
と場内もちょっとどよめき。
そして、数分後、スタートしたのですが、
なんと、目の前に現れた松田聖子さんは、
椅子にずっとすわったまま歌う…という状態。
そして、移動する際は、男性ダンサーに補助で付き添われながら、
ゆっくりゆっくりと歩いて、そこでまた椅子に座る、という状態。
ええ?
大丈夫??
多くのファンたちは、きっと、
いつもと違う聖子さんに、
私以上に心配をしていたことと思います。
3~4曲、歌い終わった後に、本人からの挨拶がありました。
***
直前に転倒してしまい、腰と背中を強打してしまったこと。
はじめは立ちあがることもできなかったこと。
一時は、もう、開催できないかもしれなかったこと。
でも、みなさんと逢いたい気持ちでいっぱいで、
なんとしてでも、頑張りたい。
椅子にすわった状態で本当にごめんなさい
全力を尽くします。
***
との趣旨のご挨拶。
もう、この時点で、
観客席にいた私たちは一気に応援者になっていました。
数曲すぎて、だんだんとトークも
お茶目な聖子節も全開で、、、
自分の怪我をも笑いに変えて。
「笑うと、痛いの。
お願いだから、笑させないで。
でも、私を笑ってくれるのはうれしいわ。
ありがとう」
こういうところが、
さらに応援したくなるのでしょう。
そんな中、
誰もが知っているナンバーメドレーとなり、
ボルテージマックスへ!!
椅子に座っていることを忘れてしまうくらいの盛り上がり。
完全に、プロ根性みせつけられました。
歌だって、座ったままで歌うのはしんどいでしょう。
きっと、歌手活動の中で、この二時間はいまだかつてない修羅場だったことと思います。
ある意味、聖子さん本人も、スタッフも、そして、私たちも、
その不測事態を一緒に乗り越えた感じで、
とてつもない一体感の場に居合わせてしまいました。
途中、ことあるごとに、
「こんな状態で、ごめんなさい」と何回も何回も謝る聖子さん。
でも、観客席は、
謝るごとに、涙がとまらないファン。
なんか、私も、ぐっときて涙してしまうのでした。
久々に魂、震えるコンサートでした。
プロとは「不測事態をも味方につける」のか、と多くの刺激をうけました。
今日もきっと・・・I・W・D!
