あるリーダーがこうおっしゃいました。
『僕は、なかなか褒められないんです。
部下からの日報で、いいことが書いてあってもスル―。
まあ、基本「やって当たり前」ですから。
返信するとすれば、だいたいネガティブな報告のときだけ。
どういうことよ!なんで、そうなの?いつまでやるの?
と、できてないところを問い詰める…そんな感じですね…』
あらま、大変ですね…部下の皆さん。
あなたに部下がタグをつけているとしたら、
なんと書いてあると思います?
きっと、【ネガティブ掘削マシーン】
とでも書いてあるのではないでしょうか。笑
いいことは深堀してくれないのに、
悪いときだけ深堀してくる…。
だから、きっと普通の会話のときも、警戒してると思いますよ?
いつ掘られるかしれない。油断も隙もありゃしない。と。
***
このようにいつもいつも同じやりとりになると、
関係性が固定化してきて、流れるネタも偏りはじめます。
今回の場合だと、ネガティブなことが、なかなか流れにくい。
流れたとしても、遅いか、事が大きくなってからです。
あなたにとっては、それが最も「嫌なこと」にも関わらず、
それを引き起こしているのは、実はあなた…なのです。
***
こういう方もいますよね。
『部下に指摘をするときは、
いきなり指摘をするのではなく、
まずは、とりあえず褒め、そして、
ころあい見計らってから指摘し、
そして、最後に褒めて〆る。
…これですよ!!』
えっと…、これも、技術としては確かにありなのですが、
いつもいつも、あなたがその方法しか使わないのだとすると、関係性が固定化します。笑
つまり、最初に褒められたとしても、部下の頭の中では、
『ああ、このあと、注意されるんだよな…
なにか、やっちゃったのかな、俺』
と、褒められているのに、褒められた気になれず、
次の指摘に備えて、構えている…。
ね、だめでしょ?(笑)
関係性が固定化すると、流れるコンテンツも固定します。
なので、上司やリーダーは、この関係性が固定化していないか点検が必要です。
よかれと思ってやっていても、
あなたのその行為で、流れるものを固定化させてしまうのですから。
よく同僚同士でニックネームで呼びあっている職場がありますけど、
それって、
『私たち、仲間だよね?仲良しだよね?
厳しいことなんて、私に言わないよね?』
そんなメッセージを言い合っているようなもの。
ですから、厳しい指摘はなかなかできない「仲良しクラブ的な職場」に多いのです。
あなたは大丈夫?
点検してみませんか?
今日もきっと・・・I・W・D!