「聞いている部下の反応が違うんです。
明らかに、喰いつきが違うんです!」
リーダーシッププログラムを受けられているAさんが
つい先日、ここ一ヶ月間の活動をグループメンバーにシェアするときに
嬉しそうに、こう語ってくれたのです。
Aさんは、見た目も、内面も、実に真面目そのもの。
話し方も、話す内容も、風貌も。笑
でも、彼は実は悩んでいて。
数か月前にもらった360度多面評価の内容で部下からの自由記入欄に
「距離を感じる」「本音を言ってほしい」「いっていることは正しいのだけど」…と
部下たちからは、少し距離感を指摘するコメントがたくさん書かれていたのです。
そこで、彼が取り組んだのは、
「自分の思いを伝えていくときに、きれいにまとめすぎない」ということ意識し実践したのです。
例えば、
部下に「実は自分は競馬をやるんだ」というプライベートの話をすると、
部下との距離感が縮まるのが明らかに分かった…とか。
今まで意図的にいわなかった、「困った」とか、「悩んでいる」とか、
そのとき「頭にきた」とか、そういう自分自身が感じた感情をありのままに話たら、
身を乗り出してきいてくれる部下がではじめた…とか。
方言をあまり使わなかったが、意図的に方言丸出しにしてみたら、意外にも伝わっていた…とか。
今までのAさんのOSでは、「上司たる者、正しいことをいわないといけない」
「上司たる者、そんなことを言ってはいけない」という思いがあったのでしょう。
しかし、今回、勇気をもって、その制限を外して、ありのままの自分をさらけ出してみると、
意外や意外、好意的な反応が手に入れることができたのです。
このメルマガを読んでいるリーダーの皆さんは、
なにかしらとコメントをする場面や、意思表示をする場面が多いことでしょう。
そのとき、きれいにまとめた内容をお話するのもひとつなのですが、
自分自身の中で思っている本音を、ありのままに伝えていくこともありなのではないでしょうか。
実は、部下たちは、きれいな話や、まっとうな話よりも、
それを聞きたいと思っているのではないでしょうかね…。
今日もきっと・・・I・W・D!