今からもう十数年以上前に、
私の妻から聞いた話を文章にしていたものを発見。
お贈りしますね。
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幼稚園のあと、6歳になった長男(こうちゃん)と公園にいきました。
そこには、同じくらいの男の子たちが4、5人。
こうちゃんは、最近、自転車にのるのが大のお気にいり
いつも通り、気分良く、乗り回していました。
すると、しばらくすると、こうちゃんは、
ちょっとしょんぼりした顔でやってきました
「ねえ、おかあさん」
と、ちょっと悲しそうな声・・・・・・
「どうしたの?」
「へたくそ、っていわれた・・・・」
どうやら、男の子たちの誰かに、そういわれたらしい。
「え? そんなこという子がいるの?・・・・
そんなこと、いう子が悪いんだから気にしないの。
いまは下手くそでも練習すれば、
すぐに、こうちゃんは、うまくなる子なんだから、
気にしないでやりなさい・・・ 」
うんうん、と、
こうちゃんは話をきいてはいるものの
顔つきも、まだ、曇っている・・・・・
下唇をかんで、必死に堪えている・・・・
そして、まだ、出発もできない・・・・・
まだ、なにかいってあげなくちゃ・・・・・
なんだろう・・・・・
そんな思いで、こんな一言をいっていた。
「こうちゃん。
お母さんは、どんなことがあっても、こうちゃんの味方だからね」
その言葉をうけとると、こうちゃんの曇った顔が、
ぱーっと、一瞬のうちに晴れ渡っていきました。
そして、
エネルギー充填!
目も大きく見開いて、大きくうなづき、
取り戻した自信とともに、自転車を大きくこぎ始めました。
なんだか、力強さを感じます。
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上司/部下の関係でも、
参考になるかもしれませんよね。
いかがでしたか?
今日もきっと…I・W・D!