「なんでそんなこともわからないの?
普通さぁ、常識的に考えたらわかるでしょ。」
人はそれぞれ違う…。
そんなことは、わかっちゃいるけど、
一緒に仕事をし始めると、最初に戸惑いを感じること…ですよね。
例えば、「時間を守る」ということ。
これに対しては、多くの人は重要ですよね、というでしょう。
でも、もうちょっと細かく見ると、ばらつきがでます。
「5分前にくればいいんじゃね」
という部下がいたり、
「いや、時間ギリギリでも、その時間に間に合えばいいのだから、10秒前でもいいんじゃない」
という部下もいたり。
でも、こういう時、上司が、
「いや、上司と待ち合わせのときには、10分前集合が常識でしょ?!」
という心に決めていたり、大事にしていたりすると、先ほどの部下たちは全員アウトです。笑
人には、大事にしていることがありますが、
それのスケール(目盛り)は、細かくみていくと、実は微妙に違います。
また、A(時間を守る)ということを気にする上司もいれば、まったく気にしない部下もいる。
かたや、その上司はB(情報の扱い方)には無頓着だけど、Bに関してだけ神経質な部下がいる。
ひとそれぞれなんだけど、
そんな状態で、仕事をしはじめると、みんなプリプリするんです。
「あの人はなってない!
普通、常識的に考えたらさぁ…」ってね。笑
一緒に仕事をするときは、スケール合わせをしたほうがいいですよね。
人は生まれてからいろんな体験をし、
いろんな捉え方や解釈の仕方、価値観を身に着けて、
自分のスケールを、職場に持ち込んでくるのですから。
例えていうならば、トランプゲームをするのに、
参加者それぞれが
「俺の村では、こういうルールだった!!」
と自分の出身地でのローカルルールをもちだし、
頑なに譲らないと、えらいことになります。
だから、こういうときは、スケールを合わせるんです。
別に一緒にしなくていいんです。
価値の置き所がちがうんだね、とお互い共有し、理解する。
そして、
「わかった!
それぞれのローカルルールはわかったけど、この職場ではこういうルールでやっていこう!」
この仲間たちが気持ちよく進めていくために、
グランドルールを設定すればいい。
みなさんのチームではどうですか?
みなさんの部下とのスケール合わせ、もう済んでいますか?
今日もきっと・・・I・W・D!