「いや、盛り上がるには盛りあがったんですが、
でも、なんか、受け身なんですよね…。
自分から動こうとしないんです…」
なるほど。それは、すこし工夫が必要ですね。
まず、盛り上げるときのポイントは、
一言でいうと、「焚き火」のように…でした。
何かの刺激をうけて、行動が起こる。
特に、盛り上げるときは、刺激を与える頻度を高くし、
たたみ掛けるぐらいの勢いが重要です。すると、激しく燃え上がります。
しかし、これをやりすぎると、ある弊害が起きます。
それは、「依存」という体質。
「刺激をしないと、行動が起きない」
という体質を作ってしまいかねないのです。
実は、燃え上がっているときに、しなくてはいけないことがひとつあります。
それは…
刺激に対する抵抗力をつけること。
つまり、「刺激がなくてもできる」といった体験を創ること、です。
そのためには、いわゆる「刺激の間引き」…が必要なのです。
でも、刺激を急に止めるといけません。元に戻る危険があります。
ポイントは、だんだんと段階的にその刺激を弱めていくこと。
たとえば、私が実施しているリーダーシップトレーニングや業績向上プロジェクト。
盛り上げるためには、私は、関係者のみなさんに、はじめは、ほぼ毎日tipsメールを送ります。
しかし、自走をさせるためには、じょじょに減らしていくのが必要です。
まずは、週に二本。そして、週に一本。
そして、二週間に一本・・・と。
・・・とインターバルを広げていくのが理想的です。
こうした「抵抗力」をつけることが、
自走する人、自走する組織をつくるためには必要な技術なのです。
みなさんも、この「刺激の間引き」。
意識的に使ってみませんか?
今日もきっと・・・I・W・D!