『時間泥棒』

 

 

「うえの人たちは、どんだけ時間泥棒したら気が済むんですかね?」

 

 

ある多店舗展開している会社の現場からの声。

現場の生産性向上を支援するべき本部が、現場をかき回している。

 

現場に対して「あれもほしい、この情報も欲しい」とリクエストをしているけど、

 

それってそこまで細かくとって意味あるの?

なんか、使われている形跡がないんだけど?

ほんとに、いま入力しているこのデータは会社の為になっているのかな?

 

いや、もちろん戦略的に使われているならばいいでしょう。

でも、どうやら、本部の人たちもあまり意識がなく

 

「言っておいたほうがいいと思って」

「取っておいたほうがいいと思って」と

 

ずいぶん気軽にやってしまっているところもあるようです。

 

それを各部署から店舗に流れるもんですから、現場は混乱するわけです。

本来やるべき仕事ができなくなるのです。

 

現場の大事な時間を搾取してどうするの?

 

本来は、お客様に対するサービスの時間を今よりも増大させる環境をつくるのが

本部の役目と違いませんか?

 

 

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よくあるお話ですが、ここの「本部」のところを

「経営者」「リーダー」「上司」という言葉で置き換えると

もっと身近なことにみえてきます。

 

あなたは力をもってしまっています。

だから、あなたのちょっとしたリクエストは、現場を動かせます。

 

でも、まったく使わないものなのに、

そのために彼らが10分費やしてしてしまうかも。

 

それが、社員5人だったら?

100人だったら?

1000人だったら?

10000人だったら? (積算すると丸70日間)

 

・・・大変な時間を費やしていることになります。

 

 

マネジメントの梃。

 

あなたの力は、組織の力学によって、

ちょっとの力が大きくなるようにできていいます。

 

逆にいうと、ちょっとのあなたの気ままな一言が、

大きな無駄をつくっているかもしれません。

 

あなたは、時間泥棒してませんか?

利益があがらないのは、あなたの「気ままな一言」が原因かもしれません!

 

どきっ!!

 

今日も、きっと・・・I・W・D!