ショートコーチの終わり際に、Aさんは言いました。
「…では、段取りを少し考えてみます。
なかなか難しいとは思いますが、
時間をかけて変われればな、と思います」と。
ここ数か月間、持ち帰り残業も増え、徹夜もしばしば。
休日は休めているようで、実は休めていない。
眠れているようで、眠れていない。
生産性も落ち始め、焦りもあるけど、なんとかしんどいけど、
気合で頑張って、踏ん張っていかなくては…と思っている、といった状態。
はたからみると、明らかに悪循環の中にハマってしまい、
…というか、自ら、その悪循環にハマって
悲劇のヒーロー/ヒロインを演じているようにも感じます。
なので、僕は、こう伝えました。
「Aさん、ちょっとこれをみて」と。
指を差出し、目の前で、…パチン!!
Aさんは、はっとした感じ。
「指を鳴らした瞬間から、善循環ですよ!
この瞬間から、善循環。この瞬間からAさんは違う人なんだから。
なんか、時間をかけていこう、とか、
しっかりと考えてから、とか、
難しいけど、耐えていきます、、、とか
…というのはいままでのAさんね。笑
いま、この瞬間から、そして、この部屋を出た瞬間から、
捨てるのものは捨てられるAさん。
断るものは断れるAさん。
大事にしていたこと、好きだったこと、やりたかったことを、
なにかの犠牲にして後回しにするのではなく、あらかじめ優先的に予定にいれているAさん。
そう、すぐにそれに取り掛かっているんだから。
イメージできます?もう一回やりますよ。
この瞬間からね…!パチン!」
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多くの人は勘違いしています。
「こういうのはじっくりと…」
「治るまでには段取りが…」
「こういうのは限界が…」
体験した方はわかると思いますが、
パチン!!
その瞬間に、入れ替わるんです。
それでも
「でも、なかなか変わるには時間がかかりますよね」
と、言う人がいます。
たしかに、そういう一面もあるかもしれません。
でも、そう考えているのは、誰??
そう、自分です。
本当に<変わるのに時間はかかる?>
本当に?本当に??
本当にそう??
多くの場合、限界は、自分でつくっています。
多くの場合、妄想は、自分でつくっています。
そして、確実にいえるのは
今の状況は、自分がつくりだしています。
Aさんがハマってしまっていた悪循環。
それは、ハマってしまったのではなく、ハマりにいっているのです。
言い訳をして、悲劇のヒーローヒロインになるように。
自分が、そうなるように、
自分でそういった台本を書き、自分で演じ切っています。
自作自演のドラマ。
どうせだったら、いいハッピーエンドにしたいですよね!
さあ、台本をこの瞬間から変えていこう。
いきますよ!…パチン!!!
今日もきっと・・・I・W・D!