よく、こんな質問をお受けすることがあります。
「部下への効果的な叱り方って、どうしたらいいのでしょう?」
私からは、一言。
「ケンカしたあと、あなたは、これまで、
どうやって仲直りしてきました?
その仲直りのレパートリーは、何種類あります?」と聞きます。
幼少の時、ケンカをしてきた人は、ケンカの加減を知っています。
どこまでやってはいけないのか。危ないのか。知っている。
最も重要なのは、ぐじゃぐじゃになってしまった後、どのように仲直りをしたのか。
その体験があるか、その仕方をしっているか、できるか、なのだと思います。
「関係を壊してしまっても、修復できる!」
と思っている人は、踏み込んでいける。
迫力が違う。だから、叱り方もうまい。
一方、
修復の仕方を知らない人は、おっかなびっくりで、踏み込めない。
二の足を踏む。まわりくどい表面的な会話で、もぞもぞしている。
調子のいいおべんちゃらをいって、
いい人を演じてしまっている人が実に多く、
結局、フィードバックも、叱ることも、中途半端になってしまう。
もしくは、一方的にケンカを吹っかけて、
相手にこてんぱにやっつけて、二度と立ち上がれないくらいひどい目にあわせて、修復もせずに逃げていく。
あいつはダメなやつだと、非難して、切り捨てていく。
***
別にいまから、ケンカを学んでほしいわけではありませんが、
やはり、壊したあとの修復していく力は重要です。
こればっかりは、経験、体験の数でしょうかね…。
しっかりと、逃げずに、向き合うこと。
叱る方が、逃げていたら、何にも伝わるものないですもの。
あなたは、意図的に壊せますか?
そして、
その壊したあとの修復のレパートリーがいくつイメージできますか?
今日もきっと・・・I・W・D!