私達は、
「人に関心を持ったほうがいい」、
「部下をもっと観察をしたほうがいい」、
ということは頭では分かっています。
しかし、
それを実際にやっているか?、というと難しいようです。
それには、どこから手をつけたらいいのかが分からない、
また、漠然と思ったとしてもすぐに忘れてしまう、などの理由があるようです。
私もその一員でした。
しかし、世のネイティブコーチたち(所謂、「開くリーダー」)と何百人とも出逢って、
「こういうとき、あなたは、どうしていますか?教えてください」と問いかけると、
実に多くの方が試していること、実践し続けていること、があるのです。
その方法に出逢ってから、私も脱出しました。
その方法とは、至ってシンプル。
大事な人と話して思ったこと、聞いたことを備忘録として書き残して、
その人のプロファイルを蓄積する。ただそれだけ。
これは、お客様にも、部下にも、展開が可能です。
試してみてはいかがでしょうか。
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ステップ(1) プロファイル項目をリストアップする
大事な人(部下や顧客など)との関係を向上させていくために、
知っておくべき内容をリストアップします。
例:
【部下の場合】
これまでのキャリア、仕事の実績、
大事にしている価値観、タイプ(CAPS)
モチベーションの源泉、
得意なこと/強み、苦手なこと/弱み
夢、ビジョン、キャリアプラン、
会社や上司、同僚、部下との関係、周りからの評価・期待
ここ最近の成長したところ、褒めるべき点、指摘修正すべき点、
解除すべきメンタルブロック(裏目標)、学習スタイル、成長に必要なサポート
今の気がかりなこと、健康の状態、
家族のこと、好きなことや趣味、休みの日は何をしているか、
誕生日…など
ステップ(2)
部下を日々観察し、この項目を埋めていく
プロファイルの項目を作ったら、あとは、
日々、その大事な人との会話や観察などを通じて、
一つ一つこの項目を埋めていきます。
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やればすぐに思うはず。
(…う、う、埋められない…泣)
目眩を起こすかもしれません。笑
「いかに、その大事な人のことを知らなかったのか」と。
しかし、そこは「空白の原則」。
埋められなかった項目を埋めようと、
脳ミソがごく自然にそれに関する会話をしてくれますから。
おそらく数週間で一人分は完成できるはず。
私の場合は、部下をたくさんもっていた当時は
週末の土曜日の朝の一時間は、
プロファイルのバージョンアップの時間にあてていました。
試してみてください。
おそらく、まったく違う関係性が生まれてきますから。
今日もきっと・・・I・W・D!