相手に動いてもらったり、
協力をしてもらうには、
要望や要求をしなくてはいけません。
ですから、
「○○してください」
「○○しないでください」
こうした要望や要求を、
ニュートラルにいえればいいのですが、
どうしても、
躊躇してしまう方がよくいらっしゃいます。
なぜか・・・・
それは、要望や要求が通らなかったり、
相手から拒絶されたりする時のショックを恐れるから。
そして、
自分の本心をさらけだしてしまうことに対する恐れです。
・仕事を手伝ってほしい
・朝の挨拶をしてほしい
・仕事を早くしてほしい
・その仕事のやり方を変えてほしい
・ぶっちゃけ、本音をいってほしい
・もっと私を大切に扱ってほしい
・自分に対してどうおもっているかを教えてほしい など
特に、
年上の部下に。
強面の上司に。
関係が悪化している関連部署に。
苦手な顧客に。
どうしても、こうした対象へ
要望や要求をするときに、躊躇し、回り道をしてしまうのです。
例えば、
●下からのアプローチ。
遠慮しながら、気を遣いながら、
言葉を選んで、遠回しに、下から歩み寄る。
暗にほのめかしたり、間接話法をつかったり。
・・・「恐れ」ているんですね。向き合うことを。
でも、これでは伝わるものも伝わりません。
そして、もうひとつ。
●上からのアプローチ。
正論をいう、相手を責める、権力をつかう、
いいからやれ、と押し付ける。
これは上からの命令だ、と有無をも言わさない。
・・・これも、実は、「恐れ」からきています。
相手に恐れを感じさせ、反論や反発をする余地を封じ込めるやり方です。
よくいますよね。
上司に対しては「下からアプローチ」なのに、
部下に対しては「上からアプローチ」
そして、こういう人もいますよね。
お客さんに対しては「下からアプローチ」なのに、
自分がお客さんのときには、店員に対して「上からアプローチ」
そう、
そういう人は、恐れているんです。
人に対して。
もちろん、誰もが、「恐れ」をもっていますが、
「恐れ」とのおつきあいの仕方がわかると、
上からでもなく、下からでもなく、
ニュートラルに、人と向き合うことができるんです。
あなたはどうですか?
上から?下から?
ニュートラル??
今日もきっと・・・I・W・D!