有事と平時のコミュニケーションは違います。
目の前に命を奪うであろう危険が近づいているときは、
「逃げろ!いいから早く逃げろ!!!」です。
のんきに、
「君なら、どうする?」
とコーチング風に聞いていたら…単なるアホです(笑)
絶対に間に合わせなくてはいけない納期が近づいているときに、
「金曜日までに、よろしくぅー」では、間口が広すぎでダメです。
金曜日まで、、、といっても、
これは、金曜日の0時から、23時59分までが金曜日。
有事のときに、
こんな幅を持たせていたらダメなのです。
「金曜日の朝10時00分までには、絶対に間に合わせてね。
他の仕事は後回しにしてでも、絶対ね。優先順位はこれが一番だから!」
と。
くっきり、はっきり、明確にしないと、
望ましい行動へと整いません。
※有事のときに、選択肢はいりません。
どれにする?ではなく、これをして!です。
生き残るために必要な望ましい行動をとらせることが最も重要です。
2月25日のメルマガでもこう書きました。
二年前には、こんな好事例もありました
そして、現在、コロナショックで、各企業でテレワークが続く中で、
いままで体験したこともない課題を、どう乗り越えていくのかと奮闘されている方も多いはず。
そんなとき、メンバーが、有事にもかかわらず、
いつもように、丁寧に、時間をかけて、正確に、、、とやっていると
リーダーとしては、
「えーーーーい、早よせんかーーーーい!」と怒鳴りたくなるときもあるはず(笑)
そういうときは、ぐっとこらえて、、、、
でも、しっかりとレクチャーしていきましょう。
いまは、「ゲームのルールが変わったんだよ」と。
例えば、
ゴルフのルールは、一般的には、
「どれだけ少ない打数で、穴に入れられるか」だけど、
こんな有事のときは、
「(打数は多くてもかまわない)どれだけ早く、穴に入れられるか」
というルールで世の中が動きはじめているのだから、
芝目、読んでる場合じゃなくって、パンパン打って、とっとと入れないとダメなんだよ!
とかね。
過去にもこういうメルマガも書いています。
とにかく、既存のOSで、この有事に突入しちゃうと、
「思考停止」したり、「いままでとなんら変わらない行動をとり続ける人」が、多発します。
そういうときは、怒ってもだめ。
だって、そういうOSがインストールされていないから、バグっているわけで、
有事に必要なプログラムを、丁寧にインストールしてあげることが先決です。
こんな有事、滅多にないのですから。
今日もきっと・・・I・W・D!