ランニングをしているときって、
頭カラッポになっているので、ときたま面白いことに気付きます。
よーく考えると、体って不思議じゃないですかぁ?笑
脳ミソって、結局、真っ暗な頭蓋骨の中に閉じ込められているわけで…。
脳ミソ自体では、世の中を見ることはできない。
つまり、眼球を通じてでしか、世の中の明るさをみることはできない。
何かを聞くにしても、脳ミソ自体では聞けなくって、
これも、耳の中の鼓膜の振動を通じて聞けるわけで。
足を動かして歩くにしても、手を使って食事をするにしても、
口でなにかを食べるにしても、脳ミソ自体ができるわけでなくって、
すべて各機能を通じて、実現しているわけ。
なんか、それって、企業にもなんとなく似ているな、と思うのです。
社長が考え、それを各機能が実行、実現していく…。
となると、社長が一人で起業したときとか、
担当者として一人で完結してできる仕事のときとかは、
自分で考えて、自分でできちゃうから、
脳と機能が一体化していたのでよかったんだけど…。
後輩ができて、その後輩に頼みごとをするときとか、
部下をもって、彼らと役割分担をして仕事をしていくとか、
そして、組織として大きくなって、いくつかの部署ができてくると、
何かと不具合が起きてくる…。
「現場でなにが起きているのか、見えない!」とか。
「お客さんの本当の声が聞こえてこない!」とか。
「伝えたのに、伝わっていない!」とか。
「わかったといったのに、違うものがでてくる!」とか。
「すぐにやってくれればいいのに、なかなかやってくれない!」とか。
機能が分化してくると、当然起きてくるこれらの問題。
それなら、ということで
「えーーーい、お前たちは使い物にならん。俺がやる!」
といってその機能を自分でやってしまっては、
おもいっきり退化してしまっているわけで。
そこは、どう乗り越えていくのか…が進化の基本。笑
「現場での状況をどうしたら知ることができるだろう?」
「相手に何が伝わったのだろう?」
「違いはどこから生じたのだろう?」
と、すこし考えてみるといいでしょう。
そして、「思った瞬間に違和感なく思い通りの行動ができる!」のは、
一人でやっているときの特権。
二人以上になると、たいがい思った通りにはいきません。笑
思ったことが、相手に伝わり、相手が理解し、納得し、行動におこし、
その行動が自分の思いと相手の行動とにギャップがあるときは修正をし…、
と、けっこう時間がかかるものなのだ…、ということを心の底から認識をしていかないと、
組織を運営することなどできません。
よく起業したてのリーダーや、
はじめて部下をもった初級リーダーが、
そこを理解せずに、集めたメンバーに、
なんで、わからない!
なんで、できない!!
なんで、すぐにやらない!!!
…と、ぷりぷり、カリカリして、ダメだししまくってしまったら、
ある日、それならご勝手に!と、総スカンくらって、
みんな一斉に辞めていってしまった…なんていうのはそれが原因ですし。
脳ミソ自体ではなにもできない。
だから、期待をきちんと伝え、信じて、待って、根気強くズレを修正して、
一体化していかないとね!
あなたのチームでは、大丈夫ですか?
さぁ!?
今日もきっと・・・I・W・D!