よかれと思って、
部下にあれこれ、と教える上司や先輩。
「教えること」自体は問題ありません。
でも、その「教え方」がまずい!
という方がいらっしゃいます。
そもそも、教えるプロセスで
ついつい、よかれとおもって、
自分の知識のあれこれと
100も1000も、10000も。
一気に、同時に、相手に投げつけて、
「どうだ!!!!」
披露しちゃっている上司や先輩がいますが、
それはそれで、
「すごいですねーーー」
なのですが
そのことで、部下や後輩の顔、
見てください。
どんどん、自信を失ってはいませんか?
「ぼく、そんなにできませんから。」
「やはり、先輩はすごいですよね。」
あれあれ...やっちまいましたね?(笑)
その言葉を部下や後輩に発しさせて、
悦に入っている場合じゃありませんよ。
あなたが、
ヒーロー/ヒロインになってどうすんの?!
あなたが、凄いことはわかります。
でも、あなたが主人公になってどうすんの?!
そもそもあなたの仕事は、部下育成。
部下や後輩に、
「自分にもできそう」
と部下に思わせる「絶妙なステップ」を設定できる上司や先輩が
真の育て上手といえるのです。
こうした「育て上手の上司や先輩」の手にかかると、
はじめは、
「できません、私にはムリです…」
だったとしても、
「ん?あれ?できちゃった」
「お?私にも、できるかも?」
「あ、やっぱりできちゃった!」
「はい!できますよ。きっと!!」
「お任せください!やり遂げてみせます!!!」
この階段を「自力」で登ったか、のような
本人に錯覚をさせるのが、この人たちの凄いところ。
また、決して、その凄さをひけらかすこともないわけで。
忘れてはいけません。
「部下や後輩が主人公」であるということを。
何度もいいますが、
「あんた(上司や先輩)が主人公でない!」ってこと。
あなたが、
「俺って、すごいでしょ!?」
と、存在証明をしている場合ではないのです。
気をつけましょう。
どきっ!
今日もきっと・・・I・W・D!
※参考図書
ちょっちょ古いのですが、当時読んでドキッとした本たちです
「よい上司ほど部下をダメにする」
「頑張りすぎる人」が会社をダメにする