一昨日、昨日のメルマガに、
たくさんのレス、ありがとうございます。
このレスの多さからすると、「困った上司問題」は、
ごくごく「普通」に起きているんだろうな、と思います。
一昨日、昨日と扱ったのは、
一般的な企業で起きがちな現象ですから、
それらは部下側の「捉え方や解釈の仕方」を変えることで
問題が緩和されることもある…というオチでしたが…
しかし、一方で、、、、
法に触れてしまうようなことをする上司や、
組織ぐるみで行っている場合は、話が別です。
私がいままで見た中では、俺様起業家のベンチャーや、
オーナー企業で何十年も創業者が君臨しつづけている、とか
未上場でフィードバックループがない企業、とかで生じやすいのですが、
パワハラや、セクハラ、不正行為が黙認されていたり、
揉み消されている企業などの場合は、
「普通」ではなく「異常」ですので、別の対処が必要となります。
***
「普通」の場合
上司が決断力が弱いとか、遅いとか、一貫性がないとか、、、
コミュニケーションが苦手という場合は、
サポートする姿勢を持つことで関係性を良くすることができます。
しかし、、、、
「異常」な場合
どうしても上司が人としておかしい行動をしている場合、
例えば、パワハラをしている、揉み消しが行われている、
YESマンたちに囲まれているなどの状況では、話は少し変わってきます。
このような場合には、上司をサポートするというよりも、
問題を解決する、もしくは回避することを考える必要があります。
***
パワハラや不正行為が行われている場合
証拠を集めて、人事部やコンプライアンス部門に報告する。
労働組合や労働基準監督署に相談することも考えられます。
組織的に腐っている場合は、法的機関にリークすることで、
組織全体に対するプレッシャーをかけることもできます。
オーナー企業でオーナー社長、未上場でFBループがない場合
この場合は、内部での解決が難しいことが多いため、
転職を視野に入れることも一つの選択肢です。
特に、定期的な異動がない場合や、オーナーが直接経営に
関与している場合は、状態が変わる気配がない、治す気がない、
もみ消されるところでは、いつまでもここにいても人生の無駄です。
普通と異常の境界線は、すぐにわかります。
このメルマガをお読みの皆さんの会社とは、関係はないとは思いますが。
もし、異常を感じたときは、即アクション!
耐える必要はありません。あなたの人生のためにも。
今日もきっと・・・I・W・D!
※この本も参考になるかもしれません
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