皆さん、おはようございます。
行動変容プロコーチの中島です。
今回は「ネガティブなコメントとの付き合い方」について、5回に分けてお話しします。
第1回目の今日のテーマは「なぜネガティブなコメントが心に刺さるのか?」です。
私はkindleやUdemyで本や講座を出していますが、
たまに否定的なコメントを目にします。
すごいですよね、、、
Z世代のみんなに否定された気持ちになります泣
あららら。。。
当時は、かなりショックでした。
悔しくて、このペンネームで調べてみたら、
Amazonだけでなく、いろんなところで、★ひとつ。
そして、こうした根拠もないネガティブコメントを書き残していました。
あああ、こうやって、調べている自分。
影響を受けまくっていますよね。
正直に言うと、100個の肯定的なコメントよりも、
1個の否定的なコメントの方が強く印象に残ってしまうんです。
これって、皆さんも経験ありませんか?
実は、これには科学的な理由があるんです。
行動科学では、この現象を「ネガティビティ・バイアス」と呼んでいます。
人間の脳は、ポジティブな情報よりもネガティブな情報に対して、約5倍も敏感に反応するそうです。
なぜこんなバイアスがあるのでしょうか?
進化心理学的に見ると、これは生存のための適応だったんです。
太古の昔、危険(ネガティブな情報)を素早く察知し、対処できた人間が生き残りやすかったんですね。
例えば、草むらの中でサラサラっと音がしたとき、
「きっと無害な小動物だろう」と楽観的に考えるより、
「もしかしたら猛獣かも?」と警戒した方が生存確率は高くなります。
つまり、私たちの脳は、ネガティブな情報に敏感に反応するように設計されているんです。
でも、現代社会において、このバイアスは必ずしも有益ではありません。
特にネット上のコメントに過剰に反応してしまうと、
自己肯定感を損なったり、新しいチャレンジを躊躇したりしてしまいます。
私自身、否定的なコメントを目にすると、
「自分はダメな人間なんじゃないか」と思ってしまうことがありました。(いまも、たまに)
しかし、そんな時はこう自分に言い聞かせるようにしています。
「ああ、今、私の脳がネガティビティ・バイアスにかかっているな」と。
この認識だけで、少し客観的に状況を見られるようになるんです。
皆さんも、ネガティブなコメントに出会った時は、
まずこのバイアスのことを思い出してください。
そして、深呼吸をして、3分ほど時間を置いてみてください。
きっと、少し落ち着いて対処できるようになるはずです。
明日は
「ネガティブなコメントを書く人々の心理」について掘り下げていきます。
お楽しみに!
ワンポイントアドバイス
・ネガティブな情報に敏感に反応するのは、人間の自然な反応
・この反応は進化の過程で獲得された生存戦略の一つ
・現代社会では、この反応が必ずしも有益とは限らない
・ネガティブな反応を感じたら、まず「ネガティビティ・バイアス」を思い出す
・深呼吸をして3分待つことで、より客観的な視点を取り戻せる
それでは、また明日!