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「統計から見る reality check」

要約動画(1分)

皆さん、おはようございます。

行動変容プロコーチの中島です。

 

「ネガティブなコメントとの付き合い方」シリーズ、3回目です。

 

 

これまで2日間、

ネガティブなコメントが心に刺さる理由や、

そういったコメントを書く人々の心理について見てきました。

 

今日のテーマは「統計から見る reality check」です。

 

私は以前、Udemyの講座に対して厳しい評価をもらい、かなり落ち込んだことがあります。

でも、冷静になって全体の評価を見直してみると、

実は、ネガティブなコメントや評価は全体のごくわずかだったんです。

 

一般的に、オンラインでの評価やコメントについて、以下のような文献があります

 

 

ネガティブコメントの割合

全コメントの中で、ネガティブなものは約1〜5%程度

出所:Qualman, E. (2012). Socialnomics: How social media transforms the way we live and do business.

 

ポジティブ/ネガティブ比率

健全なコミュニティでは、ポジティブなコメントがネガティブなコメントの3〜5倍

 出所:Losada, M., & Heaphy, E. (2004). The role of positivity and connectivity in the performance of business teams: A nonlinear dynamics model.

 

これらの文献を見ると、

ネガティブなコメントは実際にはごく少数派だということが分かります。

 

しかし、私たちの脳は「ネガティビティ・バイアス」のせいで、

この少数のネガティブな声に過剰に反応してしまうんです。

 

私の場合、実際の数字を見直してみると、ポジティブな評価が圧倒的多数でした。

例えば、Udemyでいくと

 

★5つ 2,625(30.5%)

★4つ 4,290(49.8%)

★3つ  1,485(17.2%)

★2つ     165(  1.9%)

★1つ       51(  0.6%)

 

にもかかわらず、

たった数個のネガティブな評価に心を奪われていたんです。

 

これは、多くの成功者も経験していることです。

例えば、有名な起業家のイーロン・マスクも、X(ツイッター)で

「批判的な声は少数だが、最も大きく聞こえる」と述べています。

 

 

この現実を理解すると、ネガティブなコメントに対する見方が変わってきます。

皆さんも、ネガティブなコメントに遭遇したら、ぜひ全体の中での割合を確認してみてください。

きっと、想像以上にポジティブな声の方が多いことに気づくはずです。

 

そして、その多数派のポジティブな声にもっと耳を傾けましょう。

それこそが、あなたの本当の影響力や価値を示しているのです。

明日は「ネガティブなコメントへの具体的な対処法」について、お話しします。お楽しみに!

 

 

【ワンポイントアドバイス】

・ネガティブなコメントは全体の1〜5%程度

・健全なコミュニティではポジティブがネガティブの3〜5倍

・全体の評価を客観的に見直すことで、実態が把握できる

・多数派のポジティブな声にもっと注目しよう

 

 

それでは、また明日!