皆さん、こんな経験はありませんか?
年上の部下に新しいアイデアを提案しても
「今までのやり方で十分だ」と一蹴される。
ベテラン社員の経験を尊重したいけど
時代に合わせた変化も必要だと感じる。
ベテラン部下の意見を尊重しつつも、
組織の方向性に沿った行動は取ってほしい…
もし、こんな悩みならば、
今日お伝えする「添いつつ逸らす」という
テクニックは参考になるかもしれません。
このテクニックは、行動科学に基づいたもので
部下の意見を尊重しながら、少しずつ望ましい方向へ導くものです。
例えば...
過去の成功体験などから「自分は「東」だ!」と
頑固なまでに主張を譲らないベテラン部下と
「困ったな、、、そんなこといっているから、
だんだん業績も低迷しちゃっているじゃないですか。
本当は、お客さんが求めているのは「北」なのにな、、、」
と思う若手上司。
こんなとき、あなたなら、どうしますか?
そんなとき、間違っても
「東なんてダメっすよ!そんなの古いっす。
つべこべいわずに、北やってくださいよ!
これ、会社の方針なんですから!」
といっちゃだめですよね?(笑)
関係悪化して、反発くらうだけです。
人はあまりにも、大きな変化には、抵抗しますし、
聞く耳シャットダウン。まったく動こうともしなくなります。
なので、、、、添いつつ逸らす
東を向いて行動をしている部下に対して
まずは「その考えはいいですね」と同意
そして、「こういうのも、やってみたらどうですかね?」と
わずか1°だけ北寄りの提案をする。
すると、あまりにもわずかすぎるので、ベテランさんも、つい
「まあ、それ、いいじゃないか?まあ、それならやってみようか」
と言ってくれたりします。
実行後、もちろん、感謝の言葉を伝えます。
そして、また翌日に、同じように、また1°北寄りに...
そして、翌々日も、その次の日も、、、毎日1°ずつずらすのです。
すると、、、
これを90日続けると、90度ずれていますから、
東を主張していたベテランさんも、
まったく気づかないうちに北に進んでる、、、
ってことになるわけです。
で、ちょっとこんな言葉もかけてみる
「なんだか、北もいけちゃった感じですね?」
そうすると、ベテランさんも、
変わってしまった自分にびっくりしながら、照れながら
「ん、まぁ、悪くはないな、北も・・・(笑)」って。
そして、なんなら、周りの後輩たちに
「お前たち、古いなー。いまは、北の時代だぞ」ってね。
これが、「添いつつ逸らす」テクニック。
年上部下が抵抗したり、モチベーション下げたり、
業績さがったりするのにはワケがあります。
そして、そこに寄り添って、伴走して、
味方となって復活させるにも、原理原則があるわけです。
そんな方法を、今回リリースした新作Udemyでは、
いくつも紹介をしています。
数々の原理原則から編み出された魔法の言葉。
ぜひ、観ていただき、職場に還元していただければと思います。
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今日もきっと・・・I・W・D!